虫歯と歯周病|わかば小林歯科医院|稲城市の歯医者・歯科

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虫歯と歯周病
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これからは予防の時代

虫歯や歯周病、歯列不正の成り立ちに関する情報をお伝えしながら、正しい歯磨きの指導に始まり、シーラント(歯の溝を塞ぐ)、フッ素の塗布・洗口などの虫歯予防を中心とした歯科治療です。
歯科疾患は、自然に良くなるということはありませんので、予防していく他ありません。
それは毎日のお掃除と歯科医療者による定期的なクリーニングです。
当院では、患者様の状態にあった歯磨き指導と、クリーニングを行っており、定期健診をご提案いたします。

歯周病とは

歯周病という言葉は新聞や雑誌、インターネット上などで取り上げられていますし、歯磨き剤や歯ブラシのCMにもよく登場します。あなたも歯周病にかかる恐れがあるかもしれないと考えたことがありますか。
歯周病は成人に多く見られます。けれども、歯周病には多くの種類があり、子供から高齢者まで、あらゆる年齢層の人々がこの病気に侵されています。
歯周病は歯を支える歯肉と骨の感染症です。初期の段階ではほとんど痛みを伴わないため、歯周病にかかっていることに気がつかない場合が多くあります。けれども、歯周病は進行性の疾患なので、治療せずに放置するとさらに状態は悪化します。
歯周病は心臓血管疾患や脳卒中、細菌性肺炎その他の全身疾患と関係していることが最近の研究から推測されています。また、歯周病にかかっている妊婦は、早産や低体重児出産のリスクが高いと考えられています。さらに、研究者たちは歯周病に関連する細菌が全身の健康に対して及ぼす悪影響に注目しています。
また、糖尿病および喫煙も歯周病の発症リスクを高めることが知られています。

歯周病の原因とは?

歯周病は歯垢(プラーク)、すなわち歯の表面上に常に形成されている粘り気のある細菌膜によって引き起こされます。毎日の正しい歯磨きと歯間の清掃によってこの歯垢を取り除かないと、細菌から毒素が放出され、この毒素が歯肉を刺激し、炎症を引き起こします。
治療せずに放置すると、歯肉組織が歯から分離し、歯周ポケットと呼ばれる隙間が形成されます。この歯周ポケットがさらに多くの細菌の温床となり、最終的には歯を支えている骨やその周囲の組織が破壊されてしまいます。

歯科医師が歯周病を診断する方法

歯科健診の際、歯科医師は歯肉の検査も行います。歯肉の色や硬さを調べて、プローブと呼ばれる非常に小さい器具を使って歯と歯肉の間にある隙間の深さをチェックすることができます。歯と歯肉との隙間が3mm以下であれば健康であると見なされます。基本的に歯周病が進行すればするほど、歯周ポケットはより深くなります。
歯を支えている骨の状態をチェックするため、X線写真を撮影することもあります。X線写真は臨床検査だけでは見つけることのできない問題点や状態把握するのに役立ちます。咬合、すなわち上下の歯の噛み合わせも確認できます。

歯周病の治療方法

初期段階の歯周病は歯肉炎(歯ぐきの炎症)と呼ばれます。歯肉が赤く腫れ、歯磨きの際にすぐ出血します。幸い、この初期段階の歯周病は元通りになることが期待できます。自宅でもケア方法を改善し、歯科医療者によるクリーニングを定期的に受けるだけで済む場合もあります。
歯周病であると診断された場合、歯石除去(スケーリング)およびルートプレーニングと呼ばれる治療方法が提案されるでしょう。特殊な歯科器具を使い、歯周ポケットの内部から歯垢および歯石を注意深く取り除きます。また、歯根の表面を滑らかにし、歯肉組織の改善と歯への再付着を予防します。
疾患の進行程度に応じて、上下歯列を四分割(上下、左右)、あるいはいくつかの部分に分けて治療を行うこともあります。その場合には複数回の受診が必要となります。歯石除去およびルートプレーニングによる治療が完了すると、歯科医師は歯肉の改善状況、および歯周ポケットの深さの減少をチェックします。依然として歯周ポケットの深さが3mm以上ある場合、さらに治療が必要となります。

歯周病は自然に良くなる病気ではありません。

歯周病を予防し、初期の段階で治療することが健康な笑顔を守る望ましい手段です。